イスラエルとガザの戦争に関連し、イスラエル軍(IDF)が自軍兵士による戦争犯罪や虐待の疑いに対して行った調査のうち、約88%が不起訴や証拠不十分で終了した、という報道が注目を集めています。イギリスのNGO「Action on Armed Violence(AOAV)」が英訳できた52件のケースを分析した結果ですが、そのうち39件はまだ解決していないにも関わらず、「クローズ扱い」にしたとし、調査手法にも議論が起きています。
このニュースに対し、海外のSNSではさまざまな反応が寄せられました。特に面白かったコメントを日本語で意訳し、対話形式で紹介します。
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User1「タイトルはちょっと誤解を招くかも。英訳できた52件だけを分析して、そのうち39件はまだ決着がついてないのに“クローズ”ってされている。IDF(イスラエル軍)はまだ調査中だと言ってるよ」
User2「たとえ分析が正しくても、“イスラエルは疑いがあるケースを調査している”ってだけのことじゃない?起訴率が低いのは、そもそも調査開始の基準が低いからかも」
User4「多くの人がタイトルはミスリーディングだって言ってるけど、証拠がないケースも多いから、88%って数字もそんなにおかしくないかも。他の西側諸国の軍でもこの割合を見てみたいな」
User5「他の国の軍隊だと、この割合って珍しいの?比べてみたい」
User6「戦争状態でも大多数の兵士はルールを守ってる証拠だと思う。不正を働いた人はきっちり罰するべきだけど、イスラエルにはちゃんとした規律がある」
User8「IDFが自分たちで調査して“問題なし”って結論づけてるだけでしょ」
User11「IDFで処分されるには、とんでもないことをしないと無理。援助物資を何度も爆撃するくらいじゃないと、本格的な起訴にはならないよ」
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このように、海外でも「タイトルや数字の根拠があいまい」「他国と比較したい」「自浄作用は本当にあるのか?」といった意見が目立ちます。ニュースの見出しだけでなく、調査の背景や統計の出し方にも目を向ける必要がありそうですね。
出典:Reddit(英語)