日本の文部科学省が、JST(科学技術振興機構)による「SPRING」プログラムで、今後外国人博士課程学生への生活費支援を除外する方針を決定しました。なお、JSPS(日本学術振興会)の制度には影響しません。この政策転換に対し、海外のネットコミュニティではさまざまな意見が交わされています。
特に、2024年度のSPRING支援受給者のうち約40%(4,125人)が外国人で、その多くが中国籍(3,151人)だったことが背景にあるとされています。これを受けて、日本の学問への影響や国家安全保障、国際関係など幅広い観点から議論が巻き起こっています。
海外の掲示板Redditでは、以下のような興味深い反応がありました。
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User1「あっちではハーバードなどから学生を呼び込もうとしているのに、なんでこんな逆行した決定をするんだろう?」
User2「これでイノベーションが進む!ってこと?皮肉だね。」
User4「受給者の75%が中国人だから安全保障上の理由かも。でも、ほとんどの学生はただ学びたいだけで、将来的に日本の発展にも貢献するはず。もし中国人を制限したいなら、もっとビザを厳しくしたほうが現実的。でも、こんな一律除外は日本の学術界にとって大きな損失だと思う。」
User5「じゃあ、他の国も日本人博士への支援をやめちゃえば?」
User7「そもそも外国人が日本で生活費援助を受けるのは珍しい。カナダだと外国人留学生は大学の金づる扱いだよ。」
User9「まあ確かに、日本人が海外で博士課程に行くと、現地学生より高い学費払ってサポートも少ない現実がある。」
User10「移民問題解決の一歩だね。いい判断だと思う。」
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このように、支援カットには「イノベーション低下につながる」「日本人学生との待遇の違いはある」「安全保障の背景も?」など様々な見方が出ています。今後、日本の学術界や国際関係にどんな影響が出るのか、注目が集まりそうです。海外の人々も賛否両論ですが、長期的な視点で慎重に考えていく必要がありそうですね。
出典:Reddit(英語)